【熊本の高齢者の皆さまへ】一人暮らしの終活、司法書士にできるお手伝いとは

【熊本の高齢者の皆さまへ】一人暮らしの終活、司法書士にできるお手伝いとは

~不安を安心に変える終活支援~

はじめに:一人暮らしの高齢者が「終活」を始める理由

「もし自分に何かあったら、誰が手続きをしてくれるのだろう?」
「通帳のこと、家のこと、誰にも頼めない…」
こうした不安を抱えながら、日々を過ごしておられる方も多いのではないでしょうか。

熊本でも高齢の方の「おひとりさま世帯」は年々増えており、ご家族が遠方に住んでいる配偶者を亡くされた頼れる身内がいないというご相談が増えています。

一人暮らしであっても、自分らしく、安心して最期まで暮らすためには、元気なうちから少しずつ備えておくことが大切です。
これが今、多くの方に注目されている「終活(しゅうかつ)」です。

終活とは、死を意識するのではなく、人生を前向きに生きるための準備です。
どんな最期を迎えたいか、財産はどうしておきたいか、もしものときに誰に頼るか――。
それらを少しずつ決めておくことで、不安が安心に変わり、心穏やかな毎日を過ごすことができます。

この記事では、熊本の地域に根ざした司法書士として、一人暮らしの方の終活にどのようなお手伝いができるのかを分かりやすくご紹介します。
ご自身のためにも、残される方のためにも、ぜひ最後までお読みください。

司法書士ができる一人暮らしの終活支援とは

一人暮らしの終活では、頼れる家族が近くにいない方も多く、法律的な備えをしておくことが非常に重要です。
司法書士は、法律の専門家として、以下のような場面で皆さまの「もしも」に備えるお手伝いができます。

① 遺言の作成支援

「自分の財産、誰に渡すか決めておきたい」「もめごとを避けたい。でも何から始めれば…?」
司法書士は、あなたのご希望を丁寧に聞き取りながら、法的に有効な遺言の作成をサポートします。

特に一人暮らしで身寄りが少ないケースでは、遺言がないと財産が国庫に帰属してしまう可能性もあります。

  • 相続人・財産の整理(戸籍収集や不動産・預金調査など)
  • 遺言の文案作成と内容確認
  • 公正証書遺言の作成サポート(公証人との調整・証人の手配)
  • 自筆証書遺言の保管制度の活用アドバイス

【熊本の事例】
菊池市の80代女性は「妹にだけ財産を渡したい」と希望され、司法書士のサポートにより公正証書遺言を作成。
ご本人も安心して生活され、「気持ちが楽になりました」とお話しくださいました。

② 任意後見契約の締結支援

「将来、認知症になったらどうしよう」「今は元気だけど、備えておきたい」
任意後見とは、将来判断能力が衰えたときに備え、信頼できる人に生活や財産管理を任せる契約です。

  • 後見人候補者の選定相談(親戚や知人、専門職など)
  • 財産管理や身上保護に関する契約設計
  • 医療・介護・住まいに関する希望の整理
  • 公証人との調整、公正証書契約締結の手続き
  • 将来の後見監督人申立て

【相談者の声】
「娘とは疎遠で後見人をどう決めればいいか分からなかった」という方も、司法書士の中立的な助言により、安心して契約に至ることができました。

③ 死後事務委任契約の作成

「葬儀や役所の手続きを誰にお願いすればいい?」「家を片づけてくれる人がいない…」
そんな不安を解消するのが死後事務委任契約です。亡くなった後の手続きを司法書士に任せることができます。

  • 死亡届の提出、住民票の抹消
  • 葬儀、納骨、永代供養の手配
  • 医療費や公共料金の精算
  • 賃貸物件の解約、遺品整理業者の手配
  • SNSアカウントや携帯電話の契約解約

【豆知識】
熊本県内には高齢単身者向けの合祀墓や納骨堂も増えており、司法書士がこうした施設と連携することも可能です。

④ 財産管理契約の支援

「銀行の手続きが難しくなってきた」「通帳を落としそうで怖い」
そうしたときは、司法書士との財産管理契約を結ぶことで、支払い・記帳・通帳保管などを代行してもらえます。

  • 通帳・印鑑の保管
  • 家賃・公共料金などの支払い代行
  • 病院や介護施設への支払い管理
  • 帳簿や報告書の定期的な送付

【おすすめの方】
「子どもは県外で忙しくて頼めない」「お金の管理が少しずつ不安になってきた」
そんな方にぴったりのサポートです。

⑤ 相続・不動産の事前対策

「この家、誰に渡すか決めておきたい」「空き家になる前に売っておきたい」
不動産の管理や相続対策は、司法書士の得意分野です。

  • 相続登記・名義変更
  • 生前贈与や遺言による相続対策
  • 家族信託を活用した不動産凍結リスクの回避
  • 空き家対策としての売却・管理の提案

【熊本での実例】
熊本市内の住宅街で、将来空き家になる実家を売却したいというご相談を受け、生前贈与と相続税対策を組み合わせた提案で、ご本人・ご家族ともに納得されました。

司法書士は「終活の総合サポーター」

司法書士は単なる「書類作成の専門家」ではありません。
相談から契約、実行までをトータルでサポートできる法務のパートナーです。

また、行政書士・税理士・社会福祉士などの他士業と連携し、複雑なご事情にも対応可能です。
熊本で安心して老後を迎えるために、ぜひ一度ご相談ください。

実際の相談事例(熊本市・70代女性)

熊本市にお住まいの70代女性S様。
「子どもがいないので、自分が死んだ後どうなるのか不安でした」とご相談を受けました。
当事務所では、公正証書遺言・任意後見契約・死後事務委任契約をワンストップで支援。
現在は、定期的にお手紙でご様子を伺い、安心して毎日を過ごしておられます。
「やっと心が軽くなりました」とのお言葉をいただきました。

熊本の司法書士として、地元密着でサポートします

熊本には高齢者の一人暮らしが多い地域(例:中央区・東区など)もあります。
私たちは、ご自宅への訪問相談や、地域包括支援センターとの連携にも対応しています。

「こんなこと、相談してもいいのかな?」ということでも大丈夫。
一人で抱え込まず、まずはお電話やLINEなどで気軽にご相談ください。

まとめ:司法書士と一緒に、安心の終活を

一人暮らしの終活は、「今は元気でも、将来の備え」として動いておくことが大切です。
ご自身の意思を尊重した終活の実現に向けて、司法書士が伴走いたします。

熊本の皆さまが、人生の終盤を安心して過ごせるよう、心を込めてお手伝いします。

ご相談は無料です。お気軽にお電話またはLINEでどうぞ。