熊本で遺産整理をお考えの方へ

熊本の遺産整理を司法書士が解説

ご家族が亡くなられた後、悲しみが癒えないうちに、さまざまな相続手続きを進めなければならないことがあります。

このようなお悩みはありませんか?

  • 亡くなった親の預貯金を解約したいけれど、何から始めればよいか分からない
  • 銀行からたくさんの書類を求められて困っている
  • 実家の名義変更と預貯金の相続手続きをまとめてお願いしたい
  • 相続人が県外に住んでいて、なかなか手続きが進まない
  • 仕事が忙しく、平日に銀行や役所へ行く時間がない

相続手続きには、戸籍謄抄本の収集、相続人の調査、預貯金の解約、不動産の名義変更など、さまざまなものがあります。

特に相続財産が複数ある場合、財産が遠方にある場合、相続人が遠方に住んでいる場合などには、想像以上に時間と手間がかかることがあります。

熊本市中央区帯山の「熊本おびやま司法書士事務所」では、相続登記をはじめ、預貯金の相続手続きや遺産分割協議書の作成など、遺産整理に関するご相談を承っております。

この記事では、遺産整理の内容、手続きの流れ、費用、司法書士に依頼するメリットなどを、わかりやすく解説します。

1.遺産整理とは?亡くなった方の財産を整理する手続き

遺産整理とは、亡くなった方が残された財産を調査し、相続人を確認したうえで、必要な相続手続きを進めることをいいます。

具体的には、次のような手続きがあります。

  • 戸籍謄本などを収集して相続人を確認する
  • 預貯金や不動産などの相続財産を調査する
  • 財産目録を作成する
  • 遺産分割協議書を作成する
  • 銀行預金の解約・払戻し手続きを進める
  • 不動産の相続登記を行う
  • 株式などの相続手続きを進める

相続財産が自宅と預貯金だけであっても、不動産は法務局、預貯金は各金融機関というように、それぞれ手続き先が異なります。

銀行によって必要書類や手続方法が異なることもあり、複数の金融機関に口座がある場合には、その分だけ手間が増えてしまいます。

ポイント遺産整理は、複数の相続手続きを整理し、必要な手続きを円滑に進めるためのものです。

遺産整理と相続登記の違い

項目 相続登記 遺産整理
主な目的 不動産の名義変更 相続財産全体の整理
対象 土地・建物など 預貯金・不動産・株式など
手続先 法務局 銀行・証券会社・法務局など
戸籍収集 必要 必要
遺産分割協議書 必要に応じて作成 必要に応じて作成
業務範囲 不動産登記が中心 契約内容に応じた複数の相続手続き

不動産の名義変更だけでよい場合には、相続登記のご依頼で足りることもあります。

一方、預貯金や株式などの相続手続きも必要な場合には、遺産整理としてまとめてご依頼いただく方法も考えられます。

相続手続きでお困りではありませんか?

預貯金の解約や不動産の相続登記など、必要な手続きを整理し、ご希望に応じた進め方をご案内いたします。

熊本おびやま司法書士事務所までお気軽にご相談ください。

2.遺産整理では具体的にどのようなことをするの?

① 相続人の調査・戸籍謄本の収集

相続手続きを進めるためには、まず誰が相続人になるのかを確認する必要があります。

一般的には、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍謄本などを収集し、相続関係を調査します。

亡くなった方が結婚や転籍を繰り返していた場合、複数の市区町村から戸籍を取得しなければならないこともあります。

また、相続人の中にすでに亡くなっている方がいる場合には、さらに調査が必要になることもあります。

② 相続財産の調査

次に、亡くなった方がどのような財産を所有していたのかを調べます。

財産の種類 具体例
預貯金 普通預金、定期預金など
不動産 自宅、土地、マンション、農地など
有価証券 株式、投資信託など
保険関係 生命保険など
その他 自動車、貸付金、貴金属など
債務 借入金、未払金など

生命保険金は受取人の指定内容などによって、遺産分割の対象とならない場合があります。

また、プラスの財産だけでなく、借入金などのマイナスの財産も確認することが重要です。

相続放棄の期限に注意借金が多い可能性がある場合には、相続放棄の要否を早めに検討する必要があります。

相続放棄には、原則として自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内という期間制限があります。

相続財産を処分する行為などによって単純承認とみなされる場合もあるため、慎重な対応が必要です。

③ 財産目録の作成

相続財産の内容が明らかになったら、財産目録を作成します。

財産目録とは、預貯金、不動産、株式、債務などを一覧にまとめたものです。

財産 内容 金額の例
預貯金 A銀行 500万円
預貯金 B銀行 300万円
不動産 自宅土地・建物 1,500万円
株式 上場株式 200万円
合計 2,500万円

※金額は架空の例です。不動産の評価方法などは手続きの目的によって異なります。

財産を一覧にすることで、相続人全員が遺産の内容を把握しやすくなります。

④ 遺産分割協議書の作成

遺言書がなく、相続人が複数いる場合には、誰がどの財産を取得するのかを話し合う必要があることがあります。

相続人全員で合意した内容を記載した書面が「遺産分割協議書」です。

例えば、次のような内容を記載します。

  • 自宅の土地・建物は長男が取得する
  • A銀行の預貯金は長女が取得する
  • B銀行の預貯金は長男と長女が2分の1ずつ取得する

遺産分割協議書は、不動産の相続登記や金融機関での相続手続きに使用することがあります。

なお、司法書士は相続人間の紛争について、一方の代理人として遺産分割交渉を行うことはできません。争いが生じている場合には、弁護士への相談が必要となることがあります。

⑤ 預貯金の解約・払戻し

銀行預金の相続手続きも、遺産整理の重要な業務の一つです。

金融機関によって異なりますが、一般的には次のような書類が必要になります。

  • 戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し
  • 相続人の印鑑証明書
  • 遺産分割協議書(必要な場合)
  • 金融機関所定の相続手続書類
  • 通帳など

複数の金融機関に口座がある場合には、それぞれ手続きを進める必要があります。

仕事や家事で忙しい方にとって、平日に金融機関と連絡を取り、必要書類をそろえることは大きな負担になる場合があります。

当事務所では、業務範囲や委任内容を確認したうえで、対応可能な預貯金の相続手続きについてご相談を承っております。

⑥ 不動産の相続登記

亡くなった方が土地や建物を所有していた場合には、不動産の相続登記も必要です。

2024年4月1日から、相続登記が義務化されました。

原則として、相続によって不動産を取得したことを知った日から3年以内に、相続登記を申請する必要があります。

また、2024年4月1日より前に開始した相続についても義務化の対象となり、一定の場合には2027年3月31日が申請期限となります。

正当な理由なく義務に違反した場合には、10万円以下の過料の対象となる可能性があります。

相続登記がまだ済んでいない場合には、遺産整理と併せて早めに確認しましょう。

3.遺産整理は自分でもできる?司法書士に依頼するメリット

遺産整理は、必ず専門家に依頼しなければならないわけではありません。

相続人の人数が少なく、財産も限られている場合には、ご自身で手続きを進められることもあります。

一方、次のような場合には、司法書士への相談が役立つことがあります。

メリット① 複数の相続手続きを整理できる

戸籍収集、遺産分割協議書の作成、不動産登記、預貯金の相続手続きなど、必要な手続きを整理できます。

メリット② 平日に何度も手続きをする負担を減らせる

銀行や役所での手続きは、平日の対応が必要になることがあります。専門家に対応可能な業務を依頼することで、負担の軽減につながります。

メリット③ 相続登記までまとめて相談できる

司法書士は不動産登記の専門家です。預貯金だけでなく、土地や建物の名義変更についても一緒に相談できます。

メリット④ 複雑な相続関係にも対応しやすい

  • 相続人が10人以上いる
  • 兄弟姉妹が相続人になっている
  • 何十年も前の相続登記が済んでいない
  • 相続人の一部が県外に住んでいる
  • 相続人の中に認知症の方がいる
  • 不動産や預貯金が多数ある

このような場合には、相続関係や必要な法的手続きを慎重に確認する必要があります。

4.遺産整理を司法書士に依頼した方がよいケース

ケース① 親が亡くなり、預貯金が複数の銀行にある

例えば、亡くなった父親が5つの金融機関に口座を持っていたケースです。

それぞれの銀行で相続手続きが必要になるため、書類の準備や連絡に時間がかかることがあります。

このような場合には、預貯金の相続手続きをまとめて依頼することで、負担を軽減できる可能性があります。

ケース② 実家の相続登記も預貯金の解約も終わっていない

父親が亡くなった後、実家の名義は父親のままで、銀行預金も手つかずになっているケースです。

相続登記と遺産整理を併せて相談することで、手続き全体を整理しやすくなります。

ケース③ 相続人が熊本県外に住んでいる

亡くなった方は熊本に住んでいたものの、相続人は東京、大阪、福岡などに住んでいるケースです。

書類の郵送などで対応できる手続きもあります。本人確認などの必要な対応を行いながら、具体的な進め方をご案内いたします。

ケース④ 何から手をつければよいか分からない

「通帳はあるけれど、どこに相談すればよいのか分からない」

「不動産の名義変更も必要だと思うけれど、書類が見つからない」

まずは財産や相続人の状況を整理し、必要な手続きを確認することが大切です。

熊本で遺産整理をご検討中の方へ

相続登記、預貯金の相続手続き、遺産分割協議書の作成など、必要な手続きをわかりやすくご案内いたします。

熊本おびやま司法書士事務所へご相談ください。

5.遺産整理の手続きの流れ

STEP1 ご相談

相続人・財産・ご希望を確認します。

STEP2 お見積り・ご依頼

業務範囲・報酬・実費をご説明します。

STEP3 相続人調査

戸籍謄本などを収集し、相続関係を確認します。

STEP4 相続財産調査

預貯金・不動産などの財産を確認します。

STEP5 遺産分割協議書の作成

必要に応じて作成します。

STEP6 各種相続手続き

預貯金の解約や相続登記などを進めます。

STEP7 完了報告

手続き結果や関係書類をご報告します。

相続人の人数、財産の種類、金融機関の数などによって、必要な手続きや期間は異なります。

6.遺産整理の費用はいくらかかる?

遺産整理の費用は、相続財産の内容や業務範囲によって異なります。

例えば、預貯金が1つの銀行にある場合と、10以上の金融機関に口座があり、不動産も複数ある場合とでは、必要な作業量が大きく異なります。

費用を左右する主な要素は次のとおりです。

  • 相続人の人数
  • 戸籍収集の範囲
  • 預貯金口座の数
  • 不動産の数
  • 遺産分割協議書の作成の有無
  • 相続関係の複雑さ
  • ご依頼いただく手続きの範囲

司法書士報酬とは別に、戸籍謄本の取得費用、登録免許税、郵送費などの実費が必要になることがあります。

費用についてのご相談も承ります「預貯金の解約だけお願いしたい」「不動産の相続登記もまとめてお願いしたい」といったご希望についても、必要な手続きや費用をご説明いたします。

7.遺産整理を放置するとどうなる?

① 相続人が増えて手続きが複雑になる

相続手続きをしないまま相続人が亡くなると、さらに次の相続が発生することがあります。

その結果、関係する相続人が増え、戸籍調査や書類の収集が複雑になる可能性があります。

② 預貯金の相続手続きが難しくなることがある

時間が経過すると、通帳や金融機関からの通知などが見つからなくなることがあります。

③ 相続登記義務に違反する可能性がある

相続登記には法律上の申請期限があります。

期限内に対応できない事情がある場合にも、そのまま放置せず、相続人申告登記などの制度を含めて確認することが重要です。

④ 相続税申告などの期限に注意が必要

相続税の申告・納税が必要な場合、原則として相続開始を知った日の翌日から10か月以内に申告・納税を行う必要があります。

司法書士は税務申告の代理を行うことはできないため、相続税が問題となる場合には税理士への相談が必要です。

遺産整理は早めの確認が大切ですすべての手続きを急いで終わらせるというよりも、期限のある手続きを確認し、適切な順番で進めることが重要です。

8.遺産整理についてよくあるご質問

Q.預貯金の解約だけでも相談できますか?

A.はい。預貯金の相続手続きについてもご相談いただけます。財産の内容や必要な手続きを確認し、対応可能な業務範囲をご案内いたします。

Q.相続登記と遺産整理をまとめて依頼できますか?

A.はい。相続登記と預貯金の相続手続きなどを併せてご相談いただけます。

Q.相続人が県外に住んでいても依頼できますか?

A.相続人が県外に住んでいる場合でもご相談いただけます。書類の郵送などで対応できる手続きもありますが、本人確認や面談が必要になる場合もあります。

Q.亡くなった親の財産がどこにあるか分かりません。

A.通帳、郵便物、固定資産税の納税通知書、証券会社からの書類などが手がかりになることがあります。必要な調査方法についてもご相談いただけます。

Q.相続人同士で揉めている場合も依頼できますか?

A.相続人間で争いがある場合、司法書士が一方の代理人として遺産分割交渉を行うことはできません。紛争の内容によっては弁護士への相談をご案内する場合があります。

Q.遺産整理にはどのくらいの期間がかかりますか?

A.相続人や財産の状況によって異なります。戸籍収集、金融機関の審査、相続人全員の書類準備などに時間を要する場合もあります。

Q.相続財産が少なくても相談できますか?

A.はい。財産の金額にかかわらず、相続手続きについてご相談いただけます。

9.熊本で遺産整理・相続手続きをお考えの方へ

相続手続きは、人生で何度も経験するものではありません。

そのため、何から始めればよいか分からなかったり、必要な書類の多さに戸惑ったりすることもあると思います。

特に、預貯金の解約、不動産の相続登記、戸籍謄本の収集など、複数の手続きが必要になる場合には、ご家族だけで対応することが大きな負担になることもあります。

熊本おびやま司法書士事務所では、相続に関するお悩みを丁寧にお伺いし、必要な手続きや進め方をわかりやすくご説明することを大切にしています。

相続手続きのすべてを依頼する必要はありません。必要な部分だけのご相談も可能です。

10.熊本の遺産整理・相続登記のご相談は、熊本おびやま司法書士事務所へ

熊本おびやま司法書士事務所

熊本市中央区帯山の司法書士事務所です。

相続登記、遺産分割協議書の作成、預貯金の相続手続き、遺言、家族信託など、相続・財産承継に関するご相談を承っております。

熊本市中央区・東区・北区をはじめ、合志市、菊陽町など、熊本県内で相続手続きにお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

このようなお悩みをご相談ください。

  • 親が亡くなり、何から始めればよいか分からない
  • 銀行預金の解約手続きが進まない
  • 相続人が多く、戸籍の収集が大変
  • 不動産の相続登記が終わっていない
  • 預貯金と不動産の手続きをまとめて依頼したい

ご相談内容に応じて、必要な手続き、費用、進め方をご案内いたします。

まずは熊本おびやま司法書士事務所までお問い合わせください。

※本記事は2026年10月時点の法令等をもとに、一般的な相続手続きを解説したものです。具体的な手続きや司法書士が受任できる業務の範囲は、個別の事情によって異なります。税務申告、紛争の代理交渉などは、それぞれ対応可能な専門家への相談が必要です。