司法書士にできることを詳しく解説します!

司法書士は、登記手続きや法律関連の書類作成を中心に幅広い業務を担当する専門家です。
特に、不動産登記や相続手続き、商業登記、簡易裁判所での訴訟代理などが主な業務となります。
ここでは、司法書士にできることを詳しく解説していきます。

1. 不動産登記業務

不動産登記とは、不動産の所有権や抵当権などの権利関係を公に証明するための制度です。

司法書士は登記の専門家として、以下のような手続きを行います。

所有権移転登記(売買・相続・贈与などによる名義変更)

抵当権設定・抹消登記(住宅ローンの借入・完済時の手続き)

など

不動産登記は法律に基づいて行う必要があり、手続きのミスは重大なトラブルを招くこともあるため、司法書士に依頼するのが一般的です。

 

2. 相続・遺言関連業務

相続登記の義務化(令和6年4月から開始)により、亡くなった方の不動産の名義変更が義務となりました。
司法書士は相続に関する手続きをサポートし、円滑な相続を実現します。

相続登記(不動産の名義変更)

遺産分割協議書の作成(相続人間での合意書作成)

戸籍謄本・住民票の収集(相続人確定のための調査)

遺言書の作成サポート(公正証書遺言・自筆証書遺言の作成支援)

遺言書を作成しておくことで、相続トラブルを未然に防ぐことができ、スムーズな相続が可能になります。

 

3. 商業登記業務(会社設立・役員変更)

会社を設立する際には商業登記が必要です。
また、役員変更や本店移転、増資など会社運営における登記も重要な業務となります。

株式会社・合同会社の設立登記(会社設立時の登記手続き)

役員変更登記(取締役や監査役の交代時の手続き)

本店移転登記(事業所の移転手続き)

商号変更登記(会社名の変更)

増資・減資の登記(資本金の増減手続き)

企業法務に関するサポートも行い、登記の適正な管理を司法書士が支援します。

 

4. 簡易裁判所での訴訟代理業務

司法書士は、一定の条件のもとで訴訟代理人として活動することができます。
特に簡易裁判所(請求額140万円以下の事件)では、司法書士が弁護士と同様に代理人として対応できます。

少額訴訟の代理(貸金請求・未払い給与請求など)

支払督促手続きの代理(未払い金の回収)

和解交渉の代理(裁判外での和解手続き)

示談交渉のアドバイス(トラブル解決のサポート)

ただし、地方裁判所以上の事件では代理業務はできず、弁護士に依頼する必要があります。

 

5. 債務整理・自己破産手続きのサポート

借金問題に関しても司法書士は手続きをサポートできます。

任意整理(貸金業者との交渉)

個人再生(借金の大幅減額)

自己破産(免責許可の申立)

簡易裁判所の案件であれば司法書士が代理人として対応できるため、借金問題を抱える人にとって大きな助けとなります。

 

6. 成年後見制度の利用支援

認知症などで判断能力が低下した人の財産管理を行うための「成年後見制度」の手続きも、司法書士がサポートできます。

成年後見申立書の作成

後見人就任後の財産管理

任意後見契約の締結支援

成年後見人として活動する司法書士も多く、高齢社会において重要な役割を担っています。

 

7. 供託手続き

供託とは、家賃の支払いなどでトラブルが発生した際に、裁判所などにお金を預けて支払いの義務を果たす制度です。

家賃供託(大家が家賃の受け取りを拒否する場合など)

保証金供託(営業許可を得る際に必要な供託)

このような供託手続きも、司法書士が代行できます。

 

8.まとめ

司法書士は、不動産登記や相続手続き、会社設立、簡易裁判所での訴訟代理など、幅広い業務を担当しています。特に相続登記の義務化により、今後さらに重要な役割を果たすことが期待されています。

「相続や登記の手続きがよくわからない」「会社を設立したいけど手続きが複雑」などの悩みを抱えている場合は、司法書士に相談することでスムーズに解決できます。