相続放棄 過去最多の26万件

本日の熊日新聞によると、2022年に全国の家庭裁判所で受理された相続放棄の件数が過去最多の26万497件になったとのことです。

相続放棄の件数は年々伸び続け、2015年19万件弱、2017年20万件を超え、2020年が23万4732件となって、2022年の26万497件となりました。

相続放棄の申立件数が増える背景には、①少子化により子ども全員が地元を離れており、だれも今後親の家に住む予定がないケースや、②子どもがおらず、遠い親戚が遺産を放棄するケースが多いようです。

少子高齢化は今後も続きますので、相続放棄や相続トラブルになるケースはどんどん増えると予想されます。

また、昨年始まった「相続土地国庫帰属制度」は更地でないといけないなど、条件があるので、思うように利用が進んでいないようです。

相続放棄に関しては、原則として相続開始を知ってから3か月以内に申し立てが必要であったり、相続放棄申立前の財産処分がNG行為であったり、さまざまな条件がありますので、不安な方は早めに専門家に相談されることをお勧めします。

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