熊本の司法書士が答える|遺言作成に関するよくある質問30選
熊本の司法書士が答える|遺言作成に関するよくある質問30選
「遺言って必要?」「いつ作るのがいいの?」──そんな疑問を持たれる方は多いものです。
熊本で司法書士として実際にご相談を受ける中で、特に多かった質問とその回答をまとめました。
遺言書作成を検討されている方にとって、きっと役立つ内容です。
1. 遺言はいつ作るべきですか?
遺言は「元気なうち」に作るのが理想です。認知症などで判断能力がなくなると作成できなくなります。
万一に備え、体力・気力に余裕のあるタイミングで準備しておきましょう。
当事務所では70歳になったら遺言を作ることを勧めています。
2. 自分で書いた遺言でも有効ですか?
全文を手書きし、日付・氏名・押印があれば有効です。これを自筆証書遺言といいます。ただし形式のミスで無効となる例も多く、
法律の専門家(弁護士・司法書士・行政書士)によるチェックを受けることで安心して残せます。
3. 公正証書遺言と自筆証書遺言の違いは?
公正証書遺言は公証人が作成し、原本が公証役場に保管されるため安心・確実です。
自筆証書は手軽ですが、紛失や偽造のリスクがあり、検認手続も必要です。
当事務所では公正証書遺言を作成することをお勧めしております。
4. 遺言に書ける内容は?
財産の分け方のほか、遺贈、相続人以外への贈与、遺言執行者の指定、認知なども可能です。
感謝の言葉なども自由に書けます。これを付言事項といいますが、法的拘束力はありません。
(例)私は、素晴らしい妻と子供たちに支えられて、明るい家庭を築けたうえに楽しい人生を送ることができたことに感謝しています。今後とも家族お互い助け合って仲良く幸せな人生が送れることを切に願っております。
5. 家族に内緒で遺言は作れますか?
はい、作成可能です。特に公正証書遺言は家族に内容を知られることなく作成できます。
ただし、完全に秘密にすると後のトラブルにつながる場合もあるため注意が必要です。
6. 遺言が複数あるとどうなりますか?
複数の遺言があっても、基本的には日付の新しい遺言が有効となります。
矛盾抵触しない部分に関しては、古い遺言もなお効力があります。
古い遺言が不要な場合は、破棄しておくことで混乱を防げます。
7. 口頭で伝えた遺言は有効ですか?
通常は無効です。ただし危篤状態など、限られた状況でのみ例外的に有効となる「危急時遺言」がありますが、
要件が非常に厳しく、実務では難しいのが現実です。
8. 法定相続分と違う割合で分けてもいい?
はい、可能です。ただし、配偶者や子どもなどには「遺留分」という最低限の取り分があるため、
それを侵害しないよう配慮が必要です。
9. 子どもがいない場合の遺言のポイントは?
配偶者のほかに兄弟姉妹や甥姪が相続人となる場合もあります。
特定の人に確実に財産を渡すには、遺言で明確に指定しておくことが重要です。
子どもがいない方の相続は特に揉めやすい(うまくいかない)ので、遺言を残しておくことを強くお勧めします。
10. 自宅不動産しかなくても遺言は必要?
不動産は分割しにくく、相続人間で争いの種になることも。
誰に引き継がせるかを明確に記すことで、トラブルを未然に防げます。
11. 熊本の土地や空き家を相続させる場合の注意点は?
空き家や山林など、管理が難しい不動産は将来の負担になりがちです。
責任を持って引き継いでもらえるよう、遺言で指定しておくと安心です。
12. 遺言の保管場所はどこがいいですか?
令和元年の法律改正により、自筆証書遺言は法務局での保管制度が利用できるようになりました。
保管制度はとても素晴らしい制度なので、
自筆証書遺言を法務局保管はセットで考えた方がよいでしょう。
公正証書遺言は公証役場に保管され、いずれも紛失や改ざんのリスクが減らせます。
13. 誰にも知られずに遺言を保管できますか?
はい、可能です。法務局の保管制度では、ご本人以外は閲覧できず、
死亡後に相続人へ通知されるため、プライバシーを守れます。
14. 遺言書作成の費用はいくらぐらい?
自筆証書遺言は無料で作成できます(法務局保管費用3,900円)。
公正証書遺言は内容に応じて数万円〜十数万円程度が目安です。
15. 司法書士に依頼するメリットは?
法律的に有効な内容にできるだけでなく、実務にも対応できる内容に整えることができます。
相続登記などの手続きまで見据えたご提案が可能です。
16. 遺言は後から変更できますか?
できます。何度でも作り直し可能で、最新の日付の遺言が優先されます。
状況や財産・家族構成の変化に応じて定期的に見直すのが理想です。
17. 一部の子どもに多く財産を渡すことは可能?
可能ですが、他の相続人の遺留分を侵害すると請求を受ける可能性があります。
その理由を付言事項で明記しておくと感情的なトラブルを回避できます。
18. ペットの面倒を見てくれる人に財産を渡せますか?
はい。「ペットの世話を条件に財産を遺贈する」内容の遺言も有効です。
飼育費の目安なども書き添えておくと安心です。
19. 遺言は相続税の節税対策になりますか?
分け方や受け取り方によっては、節税や納税資金確保に有効なケースもあります。
税理士と連携した遺言設計が望ましいです。
20. 認知症になると遺言は作れませんか?
判断能力が失われると作成は不可能になります。
不安がある方は早めに準備し、医師の診断書を添付することも検討しましょう。
21. 財産のすべてを書かないと無効ですか?
一部だけでも遺言としては有効ですが、未記載の財産については法定相続となります。
なるべく全体を網羅した内容にしておくと安心です。
22. 確実に実行されるか不安です。
「遺言執行者」を遺言内で指定しておけば、手続きが確実に行われます。
司法書士などの専門家に依頼すると、スムーズな相続が可能です。
当事務所も多くの遺言執行経験がありますので、お気軽にお問い合わせください。
23. 夫婦で一通の遺言は作れますか?
できません。遺言は必ず1人で作成する必要があります。
ご夫婦で作成する場合は、それぞれ別の遺言を用意してください。
24. 借金についても遺言に書いた方がいい?
記載することで、相続人が状況を理解しやすくなります。
保証人になっている場合などは、特に明記しておくと混乱を防げます。
25. 養子や連れ子に財産を渡せますか?
養子は実子と同じく相続人です。連れ子に渡したい場合は養子縁組をするか、
遺贈の形で遺言に記載する必要があります。
26. すべて明確に指定しないといけませんか?
できる限り具体的に書いた方が良いですが、「長男に不動産、次女に預金」などでも有効です。
あいまいな表現は避けましょう。
27. 感謝の気持ちなども書けますか?
もちろん可能です。法的効力はありませんが、残された家族にとって大切なメッセージになります。
手書きで残す方も多くいらっしゃいます。
28. 親の代わりに遺言を書くことはできますか?
できません。遺言は本人の自由意思によるものです。
ご本人が判断能力を持っているうちに、支援しながら作成を進めましょう。
29. 家族に内容を伝えるべきですか?
必須ではありませんが、信頼できる人に伝えておくと安心です。
全文を見せるかどうかはケースにより判断が必要です。
30. 登記簿情報も記載した方がいい?
はい。特に不動産を相続させる場合は、登記簿上の正式な表示を記載すると、
相続登記がスムーズに進みます。
遺言は、残されたご家族のための「思いやりのかたち」です。
熊本で遺言作成をお考えの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。
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